越前打刃物 鍛冶工房いわい

鍛冶工房いわい(岩井刃物)について

福井県越前市の越前打刃物 鍛冶工房いわい(岩井刃物)の和包丁は、伝統工芸士である鍛冶工房いわいの職人が、1本1本手打ちにて作りあげる、切れ味と使い勝手の良さ、耐久性を追求した、まさに「一生使える」をモットーに作り上げた包丁・刃物をお届けする工房です。
一見見ただけではわからない細かいところへのこだわり、重さひとつとっても絶妙な加減となっています。
刃と柄の継ぎ目の手元を太く鍛造し、最適なバランスに仕上げているので、適度な重量感がありながらも大変扱いやすいのが特徴です。
当然、手間はかかりますが、これがきちんと鍛造している証でもあります。
丁寧にお手入れをしていただければ、一生使える包丁であるため、使いやすい包丁を探している人はぜひともお試しください。
どうしても上手に手入れをすることができない、手入れをしていても購入時の切れ味が戻ってこないという方は、研ぎ直しはサービスも行っておりますのでお気軽にご相談ください。

項 目

越前打刃物について

越前打刃物は、1337年(南北朝時代)京都の刀匠・千代鶴国安が府中(現在の越前市)に、刀剣製作の水を求め来住、刀剣製作の傍ら近郷の農民のため、鎌を作ったことから始まったといわれています。

その後、江戸時代には福井藩の保護政策により、株仲間が組織されるなど、販路も全国に及びました。
それは当初、漆かき職人が漆かきのため全国に出かける時、刃物を売り歩いた事から始まりました。
現在は、日本古来の火づくり鍛造技術、手仕上げを守りながら、包丁鎌、鉈、鋏などを生産しています。

包丁の片刃と両刃の違いとその構造について

和式刃物の多くは、柔らかい鉄とハガネと呼ばれる炭素鋼の二枚を合わせることによって作られています。
もちろん包丁だけでなく、鎌や鉈など武生にて生産されている刃物は、全て鉄とハガネを合わせることにより作られており、鉄一枚にハガネを一枚あわせたものを片刃(包丁)と呼び、鉄二枚にハガネを一枚あわせたものを両刃(包丁)と呼びます。

※ちなみにステンレスの刃物の場合は、鉄がステンレスに変わり、ハガネの部分にはサビるハガネ、あるいはサビを可能な限り抑えた、不透鋼(ステンレス鋼)を使用しています。
越前市で作られている越前打刃物は、両刃の菜切包丁や片刃の出刃包丁・刺身包丁のほかに、鎌や鉈などもありますが、それぞれの用途に応じて、片刃・両刃を作り分けています
※料理包丁について詳しくは下記をクリックください。

★またブログにて包丁を選ぶ際の参考になればと、包丁についてを記載していますので、よろしければご参考にご覧ください。>>ブログ 包丁選びについて
(疑問・質問にも答えてまいりますので、なにかございましたら、お気軽にお問い合わせください。)

包丁がサビてしまったら、どうしたらいい?

刃先がサビてしまった場合は、研いでサビを落としてください。

お手入れ方法については詳しくは包丁の研ぎ方をご覧ください。
赤錆びが出ると包丁(鋼や軟鉄)を侵食します。
赤錆は、奥へ奥へ鋼を蝕みながら侵食するので、見つけたらすぐに除去してください。
刃先でなく刃の表面などの場合は、市販のサビ取り液、クレンザーを使って強くこするとある程度のサビは落とすことができます。(ステンレス系包丁のみ)または消しゴムタイプの砥石(といし)などでこすっていただくとキレイにサビがとれ便利です。
水気が残った状態で放置しますと、どうしても 酸、塩分を含んだ水気が付着してサビてしまいます。
(ステンレスの包丁もサビにくいだけで、絶対サビびないわけではありません。またもらい錆びはステンレスでもいたしますので、ご注意ください。)
※また、刃と柄をつなぎ目部分に汚れがたまりやすいので、ていねいに洗ってください。
使用後は、お湯でよく洗って、必ず乾いた布でしっかりと水気を拭きとってください。
※料理の最中でもしばらく水気を付いたままでほっておくと、うっすらサビてきますので、できればその都度さっとでいいので洗って水気を取ってください。
使用後は湿気が少ない所に保管する事も大事です。
※しばらく使用しないときはミシン油などを刀身に塗っていただくと、サビの発生を防げます。
詳しくは包丁のお手入れ方法をご覧ください。
また当店では研ぎ直しのサービスをおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

包丁が欠けたり刃こぼれしたらどうしたらいい?

包丁が刃こぼれした研いで刃こぼれを直すか、当店の研ぎ直しのサービスをご利用いただき刃こぼれを直してください。

刃が欠けた状態で使い続けるのは危険ですので、使用しないでください。

刃こぼれは「包丁が想定している以上の強い力が加わった時」、「横からの力が加わった時」、そして「凍ったものを切った時」に起こりやすいです。
他にも硬い食材はなかなか切れないので、叩き切るように使ったり、上から押し切るように切ったりすると刃こぼれが起こります。
また包丁をこじるように切る時にも刃こぼれが起こります。
※食材にあっていない包丁で物を切っても刃こぼれをおこす場合があります。用途に合わせたものをお使いください。
包丁の刃こぼれは小さい物でもある程度大きいなものでも、きちんと研ぎなおせば元通りに直せます。
※但し、刃こぼれの大きさによっては、砥石の種類も、時間も大変かかる場合があります。
また刃は研いだ分薄くなります。
刃こぼれは砥石を使ってじっくりと研いでいき、刃こぼれした部分をきれいに整え、修正していきましょう。
ただし、包丁の刃こぼれが大きく修理が難しいときには、当店にご相談くださいませ。
写真等を送っていただければある程度修理可能かどうかわかります。
※包丁の刃が欠けた状態で使い続けると、さらに刃こぼれする可能性があります。 刃の強度が低くなっているので、少しの衝撃で再び欠けてしまうことも。
当然、刃が欠けている箇所は切れ味も悪いので、力を入れすぎれば、指を切ってしまう可能性もあります。
危険ですので、刃こぼれを直してからお使いください。


業務用包丁と家庭用包丁の違いはあるの?

当店の家庭用と業務用の違いは、基本的には家庭用はご家庭でよく使われる一般的なサイズや使用用途のもので、業務用は、使う用途がご家庭では余り使われない、専門的なものやサイズなどで分けています。
作り方に違いがあるわけではないので家庭用となっていても、もちろん業務用としてお使いになれます。

サイズや重量、刃や柄の色や模様の出方について

1丁1丁手打ちにて作り上げていくため、記載されているサイズ、重量等が表記と異なる場合がございますのでご了承くださいませ。
(特に重さなどは、焼き入れ時期や柄の重さによっても多少上下します)
※柄の重量については、天然の木を使って手作業で削り上げていますので、柄に使われている木の切り出しの時期や木の育った環境、年数などによっても変化いたします。
また天然のものや手作業で作ってまいりますので、刃や柄の色や模様の出方なども1本1本違います。
ご理解くださいませ。

片刃の包丁の裏面のスジ(溝)について

スジ01   スジ02

当店では大量生産品と違い、1本1本コークスを燃料とする炉で鍛接〜火造り等を行っております。
この炉で鍛接に理想的な温度域・タイミングで鋼付けを行っていると、片刃包丁の場合にはどうしても裏面の鉄と鋼の境目にはスジの様なものが出ます。
こちらは密着はしているものの、鉄と鋼の硬さの違いからどうしても埋まりきらなかった溝の様なものです。
わずかな隙間はありますが、使用に支障は無く、また鋼が剥がれるなどということはありません。
勿論、販売には向かない状態の物も稀にございますが、それらは全て破棄しており、流通しているものは許容範囲内のものとしておりますのでご了承くださいませ。

包丁へのお名前入れ~あなただけのオリジナル~

名入れイメージ

弊社で包丁をお買上げいただいたお客様に、サービスにて(希望される方のみ)名入れをさせていただいております。


名入れ(銘切り)は鏨(たがね)という鋭角刃のついた金属の棒と金槌でとんとんたたきながら(ローマ字は刻印)名前を刻んでいきます。 彫るというより切り刻んでいくので包丁の世界では銘切りと呼んでいます。
角の立ったたがねを金槌で強弱をつけて切っていくので、非常にシャープな字体になります。
※手彫りのため、文字ごとの大きさや幅は、画数等により不揃いになることもございます。ご了承ください。


※また極端に文字数が増える場合は有料となり、一文字につき20円掛かりますのでご了承くださいませ。(ただし、刃物によって入る文字数も変わりますが一般的な包丁で2文字~3文字ぐらいです。)
包丁等には、『漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット(大文字のみ・イニシャル程度)』の文字入れが可能です。
※記号やマークは使用できません。
一般的に包丁に入れる名前は、包丁を使用される方が男性の場合は氏名、女性の場合は名前が多いです。
■男 性:氏 名(田中、山本、佐藤)
■女 性:名 前(華子、裕子、あい子)
■ご希望の文字
お名前入りの包丁は『ご結婚祝い・誕生日・母の日・父の日・クリスマス・お正月・記念品』などのプレゼントによく使われます。
この機会にオリジナルの包丁を手にしてみませんか?
※また、のし紙やラッピング、メッセージカードが必要な場合は、ご購入時にご連絡ください。
サービスにて付けさせて頂きます。
名入れを行う場合には、 注文後のキャンセルは致しかねますので、ご了承下さい。
※名入れにつきましては1文字1文字手彫りにて入れていきますので、レーザー名入れのような仕上がりにはなりませんので、ご了承下さいませ。 名入れ希望の方は、ご注文の際にご連絡下さい。
【名入れの場所】
基本的に片刃の包丁は右に刃を向けた状態が表、両刃は左に刃を向けた状態が表となり、表面に職人の銘が入っています。
お客様の名入れは片刃の場合には表面にしか入れることができない為、表面に、両刃の場合には裏面に入れさせていただいています。
※片刃仕立ては両面名入れができるため、基本的に裏面に入れさせてただいております。 名入れの場所をそろえたいという場合には、お時間を頂きますが、ご指定いただければ両刃のみ変更可能ですので、ご要望くださいませ。

柄の形について

主な和包丁の柄の形は下記の通り、左から一般的な丸型(紫檀柄)、持ち手に引っ掛かりをつけ、力が入れやすい シノギ付き(紫檀柄)、高級感がある八角紫檀柄(紫檀柄)となります。
※( )は商品により柄の材質は変更いたします。
※また天然の木を使っていますので、柄の色や木の出具合などひとつひとつ異なります。ご了承くださいませ。 また重量も天然の木を使っているため、バラツキがございますので、ご了承くださいませ。
口金は記載がない場合には、朴木にはプラ口金、紫檀柄にはパッカーウッド(強化木)を私用しております。

一般的な丸型の柄 しのぎ付き紫檀柄 高級感がある八角紫檀柄
その他ステンレス系の合板鋲止めなどがあります。

研ぎ直しのサービス

当店でお買い求めいただきました商品につきましては、永く使っていただきたいとの思いから、研ぎなおしのサービスを行っております。

当店にてお求めになった商品につきましては、保証期間を設けておりませんので、いつ購入されたものでも、(1度きりでなく)何度でもご利用いただけます。
(なのでいつ購入したか分からないものでも大丈夫です。もちろんネット販売以外にも展示会やデパートでお求めされた商品も同じです。)
使用中刃こぼれが生じたり、切れが悪くなってきた、自分でお手入れしても、購入した時のように切れが良くならない!などございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

【送り先住所】

〒915-0873  福井県越前市池ノ上町49-1-9
岩井刃物工場 
電話番号(0778)24-1623
まで

一週間以内に修復の上、ご返送申し上げます。
【包丁の場合】返送費用800円プラス消費税同封してください。
【鋏や鉈の場合】返送費用1200円プラス消費税です。
※大型の物は一度お問い合わせください。
(ただし、沖縄、北海道につきましては実費となりますので、着払いにて返送いたしますのでご了承くださいませ。
また返送手数料が同封されていない場合も着払いにて返送致しますのご了承くださいませ。)
※書留等で送られる場合は、同封していただくか、郵送される場合は必ず、包丁の中に返信先等と一緒に一言記載してください。
又、この時お預かりした商品は検査の上、万一不都合な点が生じた場合のみ新品とお取り替えいたします。
※詳しくは砥ぎ直しサービスにてご紹介

お届けについて(発送について)

商品のお届けは、ご注文を頂いてから、商品の確認、また最終の仕上げ研ぎなどを行いますので、発送までに約1週間前後いただきます。ご了承くださいませ。
(銀行前払いの場合には、入金確認後仕上げを行いますので、お急ぎの場合には、入金のご連絡をお願いいたします)
商品によっては加工段階や焼き入れのみ完了の場合もありますので、その際には1週間以上かかる場合がありますので、その際にはご連絡をさせていただきます。在庫がない場合は一からお作り致しますので、通常2週間から1カ月前後かかります。
※ただし繁忙期や連休など時期やまた商品によってもう少しかかります。
その他時期にもよりますが、業務用や特殊刃物などはもう少しお時間がかかる場合があります。お急ぎの場合はお問い合わせください。
受注生産の商品は基本的に、ご注文を頂いてから制作に入りますが、タイミングにより、焼き入れ後がある場合もありますのでお急ぎの場合にはお問い合わせくださいませ。※但し完全受注生産の場合には在庫はございませんのでご了承くださいませ。
また職人がイベントや出張などで不在の場合、また火入れの際には天候などにより(あまり気温が高くなったり、低くなるとベストな温度での火入れができず、切れ味の悪い商品ができるため、その期間は火入れを避けるため)お届けが遅れる場合があります。ご了承くださいませ。
※遅れる際にはメール等でご連絡をさせていただきます。
お届けのご指定がない場合には準備でき次第お届けさせていただきます。

ラッピング及びメッセージカード、熨斗等の無料サービス

ラッピング・のし紙、 メッセージカード等、 ご希望の方に無料にてサービスさせていただきます。

ラッピング包装ご希望の方は、ご注文の際に贈り物又はラッピング希望とご記入くださいませ。

なお、包装紙や商品サイズ、使用目的によってラッピングの仕方が写真と異なる場合がございます。
※メッセージカード等につきましては、50文字前後まででお願いします。
メッセージ内容はご注文の際に通信欄にご記入くださいませ。
★贈り物の方で、複数のご注文の方にはセット用のギフトボックスにて送らせていただきます。
※ただし、商品により入らない場合もございます。その際はご了承くださいませ。

ご注文者様と送り先が違う場合

★基本的に送り状のご依頼主様の欄にご注文者様の名前を入れさせていただきます。
※但し、贈り物等送り主に直接贈られる場合で送り主に当店をお選びになる場合には、ご依頼主様の欄に当店を記載させていただきます。
但し、お届けしたお客様が不安になることや受け取り拒否を避けるため、送り状の備考欄にご注文者様のお名前を記載させていただきます。
もし備考欄にもご注文者様の名前を伏せたい場合には、ご注文の際にご連絡くださいませ。
(その場合、お届け先様から問い合わせがあった場合には、開示いたしますのでご了承くださいませ。
また受け取り拒否等になった場合には、ご注文者様へお届けとなります。)
★贈り物等送り主に直接贈られる場合は納品書等は、基本的に発行いたしませんので、必要な場合はご連絡くださいませ。

受注生産について

「コチラの商品は受注生産商品です。」と記された商品は、
受注を受けてから鍛造に入るため、2週間~2ヵ月ほどお時間を頂いております。

※ただし、在庫がある場合や仕上げ段階のものは1週間〜10日前後にてお届けできますので、お急ぎの場合はお問い合わせください。
また完全受注生産の場合は、お支払いは原則として銀行前払いのみとさせていただきます。(ただし、メールアドレスなどが分かる場合にはクレジット決済も可能な場合もありますので、ご相談ください。)
※商品によって必要なお時間が変わってきますので、お急ぎの場合はまずは お問い合わせくださいませ。

開運効果

古来より刃物は、邪悪な魔を斬り幸運の道を切り開くと云われ、特に晴れの門出結婚祝引き出物又は快気祝、新築祝い等に、最も重宝がられる贈物です。

家庭用包丁、料理・職人用など、多くのお客様方の家庭円満商売繁盛を願って、一丁 一丁、精魂込めて手作りで仕上げお届けいたしております。また、刃物本来の意味の『切る』という事を効果的に発揮している打ち刃物です。


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