- 菜切包丁
- 三徳包丁
- 刺身包丁(蛸引・柳刃)
- 出刃包丁
- 薄刃包丁(片刃・両刃)
- 卸し包丁(身卸包丁)
- 舟行包丁
- その他魚用料理包丁
- 牛刀
- ペティナイフ
- その他の洋包丁
菜切包丁
菜切包丁とは、昔から使われている包丁で、刃が薄く幅広く、刃の先端が平らで四角形をしている、主に野菜を刻むのに用いる野菜用の和包丁です。
特に野菜のブツ切り、刻み物、千切り等野菜を扱うのに最も適した包丁といえます。
キャベツの千切りやレタスを切るときなど、カサのある葉野菜を切るときにとても切りやすく、大根の桂むきも三徳包丁より菜切り包丁が向いています。
また野菜を切るのに向いている反面、肉や魚などには向いていません。
肉や魚を切るには先端が丸いため刃がうまく入らず、強引に刃を進めると食材を潰してしまいます。
うまく切れないからと包丁を左右に揺らしたり強く押し当てたりすると、歯こぼれの原因にもなります。
また細かな作業もあまり向いていません。
※昭和40年代頃迄は、東型という角のない菜切包丁が関東方面で使われていましたが、現在はあまり製作されていない様です。
菜切包丁を選ぶポイントとしては、持ち手の柄の付根の背峯部分が非常に厚く、全体が薄くできている物を選べば無難かと思われます。
菜切包丁は切り板(まな板)に刃をかなり当てる使い方をしますから、青紙鋼又は青紙スーパー鋼などのクローム入りの鋼を使った方が長く使用出来ます。
又、かぼちゃの様な固いものを切る時は、ヘタのかたい部分をさけて、包丁の背峯に布巾を置き、左手(左利きの方は右手)を乗せて押し切りすれば、包丁を傷める事なく楽に切ることが出来ます。
逆に無理に切ろうとすると、どんなに切れる丈夫な包丁でも、刃が折れたり、刃こぼれの原因となりますので、無理にこじったりしないでください。
お正月のお餅を切る時は厚口菜切包丁を使われる事をお薦めします。
厚口の菜切り包丁は、通常の料理にも少し重く感じますが通常使いにも使用出来ます。
厚口菜切包丁は受注生産となりますので、納期までにお時間をいただきますがご了承くださいませ。
※お鏡餅を切る為の刃の両方に持ち手をつけた両手餅切り包丁も、製作いたしますのでお気軽にご相談ください。
サイズは現在ご家庭用標準的サイズは刃の長さ165mmとさせていただいておりますが、お客様のご要望にあわせてお作りすることも可能ですので、お気軽にご相談ください。
【スタッフの独り言】
今までいちいち包丁を変えるのがめんどくさくて、つい何でも三徳包丁で済ませていましたが、せっかく菜切包丁があるのだから、と野菜のみじん切りや千切りをする際に菜切包丁を使用したところ、とてもはかどり、こんなにはかどるならなぜ今まで面倒がっていたのか悩むぐらいの使いやすさでした。
最近では野菜を刻むのがあまりにも便利で、三徳包丁がなかなか登場しないぐらい、菜切包丁をよく使っています。
お味噌汁に入れるお豆腐をさいの目に切るときにも重宝します。
※確かに野菜の後にすぐに肉を切る時に、わざわざ菜切を洗って水けをとって、包丁を変えて肉を切るというのはめんどいときもありますが、やはり食材にあった包丁で切る方がストレスが少なくお料理がはかどります。
特に野菜などをたくさん刻まれる方でしたら、1本あるとお料理がはかどり楽しくなるおすすめの1本です。